店長の雑記帳。
随時更新します。
バックナンバーはこちら

旅の術 2  フェリーの巻

08/03/19


 電車をホテル替わりに使う旅にも飽きてきた頃、何気に地図を見てたらシチリアからナポリへフェリーが出てることに気付きました。余計な出費だけどせっかくだから一度乗ってみるかと下調べも兼ねて窓口へ行ってみました。ナポリまで13時間の旅。料金を聞くと Bed→55ユーロ、Chair→40ユーロ、Deck→30ユーロ だと。試しにDeckと告げると「Deck? Deck?」と聞き返すものですからデッキなんて人間の寝るところじゃないのかと思ってChairと言い直すと今度は「Chair? Chair?」。本当にいいの?みたいな顔で言うもんだからついBedと答えてしまって・・・嗚呼 55ユーロ。


 大金?払うのだから満喫しないと。早めに港に着きまずは隣接したジェノバ行きの豪華客船を見送ります。タイタニックの出航のような大騒ぎ。みんなが手を振って、声出して。なんか感動してしまった。それに比べ我がRubattino号はまあ大き目の普通のフェリーって感じ。感動はしそうにない。集合時間が随分早いなと思ったら、出航前にレストランで食事を取らなきゃいけないみたい。部屋に荷物を置いてチキンの丸焼きを食べます。で、部屋に戻ると後からきたおじさんが何やらわめいてるのです。部屋は4人部屋なんだけど、僕が最初部屋に入った時には一番乗りのお兄さんが右下のベットで既に横になりPC開いてました。僕はチケットのベッドナンバー確認したのだけど、ベッドに番号が付いてない。なら適当でいいかと左下のベッドに荷物置いて食事に行ったのでした。おじさんが言うには、自分の番号は下段だと。でも下と言われてもベッドに番号が付いてないのだから上も下もない。何やら早口で捲くし立てた挙句乗務員に聞いてくると部屋を出て行って、ほんの1分で戻ってきて僕のチケット見るなり「君の番号は右上だね」と言って僕がいた左下に入ろうとしてくる。ハア〜?なんて我侭なおじさん。大人げないっちゅうか、子供じゃないんだからベッドの場所で喧嘩しないでよ。まあ僕は上でもいいんだけど。PCのお兄さんも苦笑い。はい、はい、どおぞ。


 気分直しに赤ワインとピーナッツ持ってデッキへ。暗闇の中いざ出航&乾杯!グググっと寂しさが押し寄せます。夜の港を出るのはなぜか寂しい。何故だろう。気持ち良い海風に当たりながら2時間位かけてゆっくりとワイン飲んで、幸せな時間。部屋に戻るとPCのお兄さんの荷物が無い。結局朝まで帰ってきませんでした。我侭おじさんに呆れて出て行っちゃったのかな?何処へ?