店長の雑記帳。
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ユーロ酒場ひとり旅日記(2)  ビールの街ミュンヘン

07/11/08


9月28日 火曜日


 今日はミュンヘンへ。目指すはオクトーバーフェスト。フランクフルトからライン川を眺めつつ電車で4時間。のどかな車窓を眺めながら次の日の計画を立ててたら、あっという間にミュンヘンに到着。


 きれいな街並み。通り沿いのオープンカフェではみんなうまそうにビールを飲んでます。お腹が空いてきたところでいろんな食材売ってる市場を発見。どっか食べさせてくれるとこはないのかな?ウロウロしてたら何やらワイワイと盛り上がってるテラス席があるじゃないですか。みんなが飲み食いしてる広場横の掘建て小屋には「ミュンヘンビール」と書いてあります。なるほど。つまみは周りの市場で買ってここで食べるってことね。早速食材売り場のムール貝のブースで美味そうな煮込みを1個注文。するとでかい皿に1個だけムール貝を乗せて「はい」って差し出されて。へっ?て顔で見ると、冗談冗談と皿に溢れそうなくらいのムール貝をついでくれました。おじさんの意地悪!いつものネタかな?皿を席に置いてビールカウンターへ。置きっ放しで大丈夫なのだろうか?周りの人がムール貝見てる〜。ビール貰って急いで戻ってセーフ。これが一人旅の辛いとこ。しかし美味い!いろんな野菜や豆や茸が入ってて、ムール貝の出汁が染み込んで。「ミュンヘンビール」も麦の香りまろやかでムール貝との相性バッチリ。ゴクゴク喉を通ります。あっちこっちで民謡を歌い、おじさんから若者もみんなが肩組んで踊ってビール飲んで。みんなが楽しみに来てる。一人じゃもったいない気分です。楽しい〜、けどまだ昼過ぎなんです。


 ミュンヘンといえば『ホフブロイハウス』。ここも盛り上がってます。やはり大ジョッキーで。伝統の味。店員さんも自分の売上が収入に繋がるみたいでチャキチャキ歩き回っていて、接客もとても感じが良い。本当にいい店だと実感する店でした。


 しかし酔っ払った。外は寒い。服を買いに行こう。


 オクトーバーフェストは無茶苦茶だった。想像の10倍の迫力!いくつもある巨大なテントの中にあるビアホールはビールとタバコの匂いが充満し、どこもロックンロールパーティのような盛り上がり。ビアホールは座席を囲むように周りが通路になってます。しかし全部が予約席で満杯。通路でビールを注文しても売ってくれない。どうやって飲めばいいのかさっぱり解らない。ビールが飲みたくて酒場に来てるのに、僕だけ飲めない状態。うまく潜り込む方法もあったのかもしれなかったのですが、旅2日目ではこのテンションの中に入っていく勇気ありませんでした。仕方なく外に出て寒風に吹かれながら駅へ。ハ〜、何しに来たんだろう。ビール飲みたい・・・涙


 この時期はミュンヘンのホテルも高そうだし、とても予約取れないだろうから夜行列車を乗り継いでベルギーへ。出発時間まであと2時間。飲む気満々なこの気持ちを晴らすため駅前の雰囲気の良いサッカーBarへ。Frenziskaner Weissbier、甘くてソフトなヴァイスビール。こりゃ旨い!つまみは香辛料をふんだんに使ったソーセージ。どうしたらこんなに不味いソーセージが作れるのと言うほど不味い!腹減ってるのでほとんど自棄食い。大画面のサッカーに気をとられてたのですが、よく見るとこの店ボクシングBarでした。どこもそんなもんだよね。


 さあ、明日はベルギーだ!ビール飲むぞ〜!!